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留学白書 2015

2016.04.28

東京外国語大学からは、毎年多くの学生が世界に羽ばたいています。2015年度、1年間に海外に留学した学生数は、1386人。2014年度の1078人から308人の増加です。今回のTUFS Today では、その内容を紹介します。

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Ⅰ.留学種類

一口に留学といっても、その期間や種類は様々です。本学には、以下10つのタイプの留学があります。

(1)長期:交換留学
本学協定校(世界に121校)との学生交換の枠組みで、本学から派遣される留学です。今年度は157人が、新たに出発しました。うち、113名の派遣者に日本学生支援機構(JASSO)の奨学金が支給されました。JASSO奨学金の受給には、本学での学業成績(GPA)が考慮されるほか、派遣先での単位取得が条件となっています。

(2)長期:休学留学
本学が単位認定機関として認めている教育機関へ、単位認定の申請を行ったうえで、休学して原則、私費で留学するものです。

(3)長期:自由留学
休学をし原則、私費で、単位認定の申請なしに、海外の教育機関に留学をするものです。留学先などは、各自で探すことになりますが、大学への届け出も必要です。

(4)長期:長期インターンシップ
休学して海外に在住するもののうち、その目的がインターンシップのものです。2014年よりはじまった国際交流基金による「日本語パートナーズ」による派遣も含みます。

(5)短期:ショートビジット
夏学期・冬学期に、海外の本学協定校に留学するものです。世界教養プログラム短期海外留学科目「ショートビジット」に登録して履修します。留学前教育、留学後教育をあわせて担当教員により単位認定が行われ、1回の留学に対し2単位が付与されます。

(6)短期:スタディツアー
世界教養プログラム短期海外留学科目「スタディツアー」に登録して履修します。ショートビジット同様、1回の留学に対し2単位が付与されます。2015年度には、「コンフリクト耐性プロジェクト」や、「在ジュネーブ国際機関訪問」、「アメリカ大学企業訪問(KIPプログラム)」が行われました。

(7)短期:短期インターンシップ
本学のグローバルキャリアセンターが実施する海外での短期インターンシップに参加するものです。参加にあたっては、「グローバルビジネス講義」を履修しているものを優先します。

(8)短期:日本語教育インターンシップ
日本語教育を学ぶ本学学生が、海外で行うインターンシップです。言語文化学部グローバルコミュニケーションコースや大学院の日本語教育分野で実施されています。

(9)短期:短期自由留学
夏学期・冬学期に海外の教育機関に留学をするものです。ボランティア活動も含まれます。学生自身が探した語学学校に留学をするケースが多く、単位認定は行われません。

(10)大学院:Joint Education Program
本学院生を、それぞれの研究計画に即して、夏学期および冬学期に世界各地の本学協定校の関係分野の研究室等に派遣し、研究力の向上に資する機会を提供するものです。これにより、①現地の協定校の教員から、研究上のアドバイスを得る、②修士・博士論文のための資料収集や現地調査を行う、③研究対象地域の大学での就学経験を積み現地理解を深める、などの目標を達成させることになります。

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Ⅱ.学部生の留学状況

2015年度(2015年4月1日~2016年3月31日)の間に、本学から留学したものの数は、1386人です。これには、前年度に留学を開始し2015年度中に帰国したものと、2015年度中に出発して帰国したもの、また2015年度中に出発して2016年3月31日現在、海外滞在中のものを含みます。

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2014年度の総数、1078名に対し、2015年度には、総数1359名に増加しています。1359人という数値は、2015年度の学部学生数3831人に対し、35.4%となります。

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入学年度別にみると、2015年度入学の1年生、2014年度入学の2年生が主に短期留学を行い、2013年度入学以前の3、4年生が主に長期留学を行っていることが、わかります。

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III.長期留学(学部)

学部生の長期留学に関するデータを整理します。

1)長期留学全体

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長期留学のうち、本学がもっとも推奨しているのは「交換留学」です。休学をして留学をする場合にも、単位認定申請のできる教育機関を選び、「休学留学」にチャレンジしましょう。現時点で、それぞれ37.5%、17.7%を占めてます。ただし、「自由留学」も、約40%と少なくありません。

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2)長期留学の留学先地域(タイプ別)

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3)留学先の国別リスト

順位 留学先国 交換留学 休学留学 自由留学 長期インターン 合計
1 ドイツ 22 14 19 1 56
2 アメリカ 18 8 26 52
3 ロシア 20 23 6 49
4 イギリス 21 6 19 46
4 中国 11 15 20 46
6 カナダ 10 4 27 1 42
6 スペイン 13 4 25 42
8 フランス 20 5 16 41
9 イタリア 14 4 13 4 35
10 韓国 19 4 5 28
11 フィリピン 4 19 1 24
12 メキシコ 6 1 12 4 23
13 タイ 9 8 4 21
14 インドネシア 2 8 4 6 20
15 ブラジル 10 2 6 1 19
16 オーストラリア 8 3 7 18
16 ポーランド 2 3 13 18
18 ベトナム 5 6 4 1 16
19 インド 2 11 1 14
20 台湾 4 1 8 13
21 チェコ 4 2 6 12
21 ポルトガル 2 5 5 12
23 マレーシア 3 1 6 10
23 エジプト 6 4 10
23 香港 10 10
23 トルコ 7 1 2 10
26 ミャンマー 5 1 3 9
26 アイルランド 3 6 9
28 ラオス 6 2 8
29 モロッコ 2 1 4 7
29 パレスチナ 1 6 7
29 シンガポール 3 1 3 7
29 ニュージーランド 6 1 7
29 カンボジア 4 3 7
29 スイス 7 7
29 ヨルダン 1 6 7
37 ベラルーシ 2 4 6
38 モンゴル 4 1 5
38 ウズベキスタン 5 5
38 ルワンダ 3 2 5
41 アルゼンチン 2 2 4
41 オーストリア 4 4
41 カザフスタン 4 4
41 イラン 4 4
45 バングラデシュ 2 1 3
46 オランダ 2 2
46 ザンビア 2 2
46 キューバ 1 1 2
46 マルタ共和国 1 1 2
46 ペルー 2 2
51 スロヴェニア 1 1
51 南アフリカ 1 1
51 キルギス 1 1
51 グアテマラ 1 1
51 セネガル 1 1
51 デンマーク 1 1
51 パキスタン 1 1
51 フィジー 1 1
51 ブータン 1 1
51 マダガスカル 1 1
51 スロバキア 1 1
51 パナマ 1 1
合計 309 146 330 39 824

2014年度には、イギリス、アメリカ、ドイツの順であったのに対し、2015年度ではドイツへの留学者が先となりました。英語圏であるかどうかにかかわらず、広く世界に留学している状況が明らかになっています。フィリピン、ポーランド、インド、ポルトガルなどについては、交流協定校への交換留学者が少なく、休学留学、自由留学の人数が多くなっています。

4)奨学金の受給と単位認定の状況

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それ以前の年に比べ、2014年度に出発した交換留学生から奨学金受給者は飛躍的に増加しており、この傾向は2015年度出発の学生にも継続しています(125名)。この数のうちほとんどは、JASSOの奨学金です。JASSO奨学金の受給条件は留学先での単位取得です。2015年度に帰国し、まだ単位認定の終わっていない方は、至急、手続きを行ってください。

 

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IV.短期留学(学部)

1) 学部別の短期留学者数

それぞれのタイプの短期留学への参加者数を学部別に見てみます。zu8

2) 地域別・国別の短期留学者数

短期留学者を地域別にみると、次のとおりです。zu9

国単位に見ると、次のような順位です。

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V.大学院生の留学

大学院の在籍者514人(2015年5月1日現在)に対し、留学を経験したものの数は、69名です。2014年度よりはじまった大学院Joint Education Program での留学者が、徐々に増えています。

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