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明けましておめでとうございます

2019.1.1公開

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立石学長より、新年メッセージ

年頭にあたり、東京外国語大学の教職員と学生の皆さん、本学を卒業され社会で活躍されている皆さん、そして本学の発展のためにご尽力いただいている皆さんに、新年のお慶びを申し上げます。

時の経つのは早いもので、私は2013年4月に本学の学長に就任しましたが、2019年3月の任期終了まで、残すところあと三か月となりました。残る期間、私に課せられた職務をしっかりと遂行し、次期学長となられる林佳世子先生に確実にバトンタッチする決意です。これまでの皆さんからの暖かいご支援とご協力にあらためて感謝しますとともに、4月からも引き続き、本学へのご支援とご協力を心よりお願いする次第です。

さて、この2月に発行される『東京外語会会報』第145号に「6年間の任期を振り返って」という学長メッセージを寄稿いたしました。そのなかに私の任期中の主な取組みを述べましたので、ここでは繰り返しませんが、この4月の日本人学生と留学生がともに切磋琢磨する「国際日本学部」、そして西東京三大学連携による博士後期課程「共同サステイナビリティ研究専攻」のスタートは、東京外国語大学の機能と特色をさらに強化することになると期待しています。

しかしながら、同メッセージの最後には、「しかし『人づくり革命』という言葉とは裏腹に、人づくりにとってほんとうに必要な高等教育機関、とりわけ人文社会系の大学を取り巻く環境は、ますます厳しくなっています」と記さざるを得ませんでした。

グローバル化が進行するなかで直接的な生産性優位の風潮が高まる一方で、それに反発するディグロバリゼーションが自国ファーストという排他主義的傾向に収斂するという傾向が、世界の各地で生じています。こうした状況にあって、将来の社会を担う若者の教育に勤しむ高等教育機関である大学は、あらためてその使命を問われているのではないでしょうか。これまでもリベラルアーツの重要性は幾度となく唱えられてきましたが、「人間の形成」がその使命であることを軸に据えて、教育全般のあり方を省察することが求められていると言えるでしょう。

その意味で、昨年11月28日に本学を代表して私は、1218年にその起源をもつスペインのサラマンカ大学人文学部が策定した「人文学大憲章Magna Charta Humanitatum」の調印式に列席して、サラマンカ大学長に続いて同憲章に署名したことをたいへんにほこらしく思い、その意義を皆さんと共有したいと思います。これにはすでに21カ国・地域から555人(2018.12.28現在)の機関代表や個人の署名が寄せられていますが、注目すべきは、現今の大学における「人文学Humanities」教育研究の重要性が、人文社会系だけではなく理工系の人びとからも異口同音に唱えられていることです。それは、短期的な展望に立っての生産性と効率化の重視が、これ以上強まることへの警戒感と危機感の証左といえましょう。

(※)このことについては、本学トピックスを参照してください。http://www.tufs.ac.jp/NEWS/trend/181205_01.html

なお、「人文学大憲章」は、次の四原則を掲げています(要約)。

  1. 大学は、その機能におけるすべての分野において人文学の存在を保証する。
  2. 大学は、その教育のすべてで人文学の原則が存在することに注意する。この原則とは人間の尊厳、男女平等、異文化理解、正義、等々である。
  3. 大学は、知識と実践の再統一や学問間の横断性を奨励する。
  4. 大学は、個人が疎外の対象として扱われることを許してはならない。

本学は、じつに800年の輝かしい伝統をもつサラマンカ大学には及びませんが、2023年には建学150周年を迎えるよき伝統を堅持していかなければなりません。今年2019年は、いったん廃校となった東京外国語学校が紆余曲折を経て専門学校として独立してから120年目の年にあたります。この独立にあたって本学の教育制度全般の整備に尽くしたのが、本学の中興の祖とも称される浅田榮次博士で、学生たちへの英語教育のなかで、次の言葉を残しています。「語学専門たるも通辯たるなかれ、西洋の文物を学び世界的人物と作(な)れ、アングロサキソンの精神を学べ。人物養成を旨とす」と。本学には「人文学」の精神が連綿と脈打っているのです。

さて、浅田博士はエスペラントの熟達者でもありました。当時、エスペラントは国際語をめざしていたからで、エスペラント・スピーチで次のように言っています。

La plej granda characteristico de la Tokyo lernejo de Fremdaj Lingvoj estas fraternito, harmonio kaj paco. Kie en la mondo ni povus trovi alian domon kun Angloj, Frankoj, Germanoj, Russoj, Italianoj, Hispanoj, Cinesoj, kaj Koreanoj sub lia tegmento?(東京外国語学校の最大の特質は友愛と平和であります。英国人、フランス人、ドイツ人、ロシア人、イタリア人、スペイン人、中国人、また韓国人が、一つの屋根を共にするような家屋が世界のどこにあるでしょうか。)

4月からは新学長として林佳世子先生が本学の舵取りをされますが、本学に滔々と流れる「人文学」の伝統をしっかりと堅持され、新たな挑戦をされると期待しています。そして本学は、「世界の言語・地域の理解を基盤とし、異文化間の対話と相互理解、地球社会における人々の共存・共生に寄与する大学」としてますます存在感を発揮していくと確信しています。

TUFS towards Interculturality
  through Language and Area Studies


2018.12.28公開

2018年の東京外大を振り返る

12か月の主な出来事

1月

1月その1 1月その2

8日  ジョージ・メイソン大学(北米、米国)と国際学術交流協定締結

9日  ザバーン・ランゲージ・インスティテュート(アジア、インド)とショートビジット覚書締結

11日 TUFS ショートステイウインタープログラム2017開講(~2月7日)

2月

2月その1 2月その2

10日 連続講演会+シンポジウム「国際日本研究へのまなざし―ことば・文化・教育―」全日程終了(2017年9月~全6回)

3月

 3月その1 3月その3

13日 2017年度留日センター・外国人留学生修了式

19日 特定外国語教員感謝状贈呈式

19日 平成28年度学生表彰式

21日 パラツキー大学(ヨーロッパ、チェコ)と国際学術交流協定締結

26日 卒業式・学位記授与式

30日 名誉教授称号授与、永年勤続退職者表彰

4月

 4月その1 4月その2

7日  入学式

5月

5月その1 5月その3DSCN6488 5月その4

11日 東京外語会共催 新入生歓迎会

24日 西安外国語大学(アジア、中国)と国際学術交流協定締結

26日 TUFS×ICU アメフト交流戦

28日 ジャワハルラール・ネルー大学(アジア、インド)と国際学術交流協定締結

29日 山形県4市町と相互協力協定を締結

30日 第105回学内競漕大会

6月

6月その1 6月その2

16日 保護者への説明会

18日 オカン大学(中東、トルコ)と国際学術交流協定締結

7月

7月その1 7月その37月その4 7月その2

1日  保護者への説明会in福岡

15日 オープンキャンパス

15日 2017年度大学院進学説明会

23日 TUFS ショートステイサマープログラム2018開講(~8月8日)

8月

8月その1 8月その2

18日~20日 世界ヒンディー語栄誉賞を受賞

22日 大学の世界展開力強化事業(COIL型)に採択

9月

9月その1 9月その2

13日 プレトリア大学(アフリカ、南アフリカ)にGlobal Japan Officeを開設

17日 メルボルン大学(オセアニア、オーストラリア)にGlobal Japan Officeを開設

25日 カリフォルニア大学リバーサイド校(北米、米国)と国際学術交流協定締結

27日 9月卒業式・学位記授与式

28日 秋入学式

10月

10月その1 10月その2

9日  東国大学(アジア、韓国)と国際学術交流協定締結

20日 2・3年次学生の保護者向け説明会を開催

11月

11月その1 11月その411月その3 11月その2

7日  科研費新規採択率1位

13日 東京都立国際高等学校と高大連携協定を締結

13日 永年勤続者表彰

16日 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(北米、米国)と国際学術交流協定締結

21日 第95回外語祭(~11月25日)

23日 ホームカミングデイ


2018年3月、本学を卒業した人たち

卒業式その1 卒業式その2
2018年3月、学部から699人(外国語学部16人、言語文化学部347人、国際社会学部336人)、大学院から122人(博士前期112人、博士後期10人)が本学を巣立ちました。学部卒業者の就職先は、次のようなところです。今年の卒業式からそろそろ1年が経とうとしています。卒業生の皆さん、いかがお過ごしですか?ますますのご活躍を願っています。

卒業生就職先一覧


2018年4月、新入生を迎えました

入学式その1 入学式その2.jpg

2018年4月、多くの初々しい学生を迎えました。

言語文化学部 416人
国際社会学部 409人
大学院総合国際学研究科 161人 が、入学しました。

その結果、本学の2018年の在籍者は、次のようになりました(2018年5月1日現在)

学士課程 1年生 2年生 3年生 4年生
言語文化学部 403人 426人 470人 634人 1,933人
国際社会学部 405人 437人 496人 626人 1,964人
外国語学部 10人 10人
808人 863人 966人 1,270人 3,907人
大学院 前期課程 後期課程
大学院総合国際学研究科 321人 201人 522人
321人 201人 522人

2018年に赴任された先生

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フィリップ シートン先生(大学院国際日本学研究院・教授、現代日本研究)

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高橋 均先生(大学院総合国際学研究院・特任教授、ラテンアメリカ地域研究)

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荒原 邦博先生(大学院総合国際学研究院・准教授、フランス文化研究)

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熊倉 和歌子先生(アジア・アフリカ言語文化研究所・助教、西アジア史・地域研究)

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倉部 慶太先生 (アジア・アフリカ言語文化研究所・助教、言語学、チベット・ビルマ諸語)

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相木 裕史先生(世界言語社会教育センター・特任講師、20 世紀アメリカ文学・文化)

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イリス ハウカンプ先生(世界言語社会教育センター・特任講師、日本文化研究)

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上原 こずえ先生(世界言語社会教育センター・特任講師、社会学)

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小野寺 拓也先生(世界言語社会教育センター・特任講師、中央ヨーロッパの現代社会研究)

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木村 正美先生(世界言語社会教育センター・特任講師、国際関係論)

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三代川 寛子先生(世界言語社会教育センター・特任講師、アラブ言語文化研究)

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幸松 英恵先生(世界言語社会教育センター・特任講師、日本語教育)

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BRUNA GEBHARTOVÁ, Markéta先生(ブルーナ ゲブハルトヴァー,マルケータ)(世界言語社会教育センター・特任講師、チェコ語)

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梁菲先生(LIANG, Fei)(世界言語社会教育センター・特任教授、中国語)

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鄭基仁先生(CHONG, Ki-In)(世界言語社会教育センター・特任准教授、朝鮮語)

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Faridah Mohamed 先生(ファリダ モハメッド)(世界言語社会教育センター・特任准教授、マレーシア語)

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TOSAKUL, Ratana 先生(ラッタナー トーサクン)(世界言語社会教育センター・特任教授、タイ語)

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BUI DUY DUONG先生(ブイ ズイ ズオン)(世界言語社会教育センター・特任講師、ベトナム語)

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HAN, Amir Ali先生
(ハーン アーミル アリー)(世界言語社会教育センター・特任准教授、ウルドゥー語)

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MANDAL, Sujit Kumar先生(マンダル シュジット クマル)(世界言語社会教育センター・特任准教授、ベンガル語)

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BILIK Eva先生(ビリック エヴァ)(世界言語社会教育センター・特任講師、ドイツ語)

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PUYO Baptiste先生(プヨ バティスト)(世界言語社会教育センター・特任講師、フランス語)

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PRIETO Beatriz先生(プリエト ベアトリス)(世界言語社会教育センター・特任講師、スペイン語)

郷澤 圭介先生(世界言語社会教育センター・特任助教)※8月末で任期満了退職

加藤 みゆき先生(世界言語社会教育センター・特任助教)

八木 真生先生(世界言語社会教育センター・特任助教)

福田 彩先生(世界言語社会教育センター・特任助教)

Aline PEREIRA GONÇALVES先生(ペレイラ ゴンサウヴィス、アリーニ)(世界言語社会教育センター・特任講師、ポルトガル語)

Sarah SAEDI VERNOSFADERANI先生(サイーディー ヴェルノスファーデラーニー、サラ)(世界言語社会教育センター・特任講師、ペルシア語)

Fatma TÜRE先生 (トゥレ、ファトマ)(世界言語社会教育センター・特任教授、トルコ語)

Joseph Neil RAGSDALE先生(ラグズデール、ジョセフ ニール)(世界言語社会教育センター・特任講師、英語)


2018年に、定年、任期満了、転出などにより本学を去られた先生方

■定年を迎えられた先生方

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金井 光太朗先生(大学院総合国際学研究院)
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芝野 耕司先生(アジア・アフリカ言語文化研究所)
ST_056
相馬 保夫先生(大学院総合国際学研究院)

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金子 比呂子先生(大学院国際日本学研究院)

転出、または任期満了で本学を去られた先生方

松浦 寿夫先生(大学院総合国際学研究院・教授)

博多 かおる先生(大学院総合国際学研究院・准教授)

陶安 あんど先生(アジア・アフリカ言語文化研究所准教授)

小木曽 智信先生(大学院国際日本学研究院・教授)

木部 暢子先生(大学院国際日本学研究院・教授)

郷澤 圭介先生(世界言語社会教育センター・特任助教)

PICHITELLI Eliseu先生(世界言語社会教育センター(ポルトガル語)特任教授)

SHAKIBI MOMTAZ, Nasrin先生(世界言語社会教育センター(ペルシア語)特任講師)

KILIC, Engin先生(世界言語社会教育センター(トルコ語)特任教授)

ILIC, Peter先生(世界言語社会教育センター(英語)特任准教授)

MISRA, Richa先生(世界言語社会教育センター(ヒンディー語)特任教授)


2018年、お亡くなりになった本学ゆかりの方

■ 2月

本学名誉教授、原 誠先生(スペイン語学)、2月16日に死去、享年84歳

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本学名誉教授、蓮見 治雄先生(モンゴル口承文芸)、2月17日に逝去、享年76歳

■ 3月

小杉先生
本学名誉教授、小杉 商一先生(日本語学)、3月10日に逝去、享年82歳

■ 5月

窪田先生
本学元教員、窪田 富男先生(日本語)、5月に逝去、享年87歳

■ 6月

姫野先生遺影
本学名誉教授、姫野 昌子先生(日本語教育)、6月29日に逝去、享年79歳