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チベット牧畜民のくらし

2017.3.30追記

TUFS Cinema チベット映画特集、開催決定!

4月15日(土)・22日(土)に、2週にわたって、本学のアゴラ・グローバル プロメテウス・ホールでTUFS Cinemaチベット映画特集を開催することが決定しました!

チベット人監督作として初めて日本で劇場公開されるソンタルジャ監督の『草原の河』が、この春、4月29日より公開されます。その公開を記念して、監督のデビュー作『陽に灼けた道』をはじめ、チベット人監督の第一人者であり、ソンタルジャ監督より一足先に国際舞台で活躍しているペマ・ツェテン監督の『ティメー・クンデンを探して』、『オールド・ドッグ』(2011年東京フィルメックス最優秀作品賞受賞作)を上映するほか、「チベット牧畜民の仕事展」で好評を博したドキュメンタリー『チベット牧畜民の一日』も同時上映します。いずれも日本では上映されることの少ない貴重な作品です。チベット文化を深く知ることのできる映画の数々、ぜひこの機会にご鑑賞ください。

2017年4月15日(土)

開場:12:00

12:30〜『ティメー・クンデンを探して』(監督:ペマ・ツェテン、撮影:ソンタルジャ)

14:30〜トーク「チベット映画人のリーダー:ペマ・ツェテンとソンタルジャ」

市山尚三(映画プロデューサー/東京フィルメックス・プログラムディレクター)×星泉(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
司会:武井みゆき(映画配給会社ムヴィオラ代表)

15:30〜『オールド・ドッグ』(監督:ペマ・ツェテン、撮影:ソンタルジャ)

2017年4月22日(土)

開場:12:00
12:30〜『チベット牧畜民の一日』(撮影:カシャムジャ)
14:15〜 トーク「東北チベットの暮らしとソンタルジャの世界」

三浦順子(翻訳家)×星泉(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
司会:武井みゆき (映画配給会社ムヴィオラ代表)

15:30〜『陽に灼けた道』(監督:ソンタルジャ)

会場:東京外国語大学アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール(アクセスマップ)(キャンパスマップ
入場:無料/先着順(入れ替えなし)/申込み不要 定員:501名



主催:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、ムヴィオラ
協力:Director Sonthar Gyal /Director Pema Tseden/Director Kashem Gyal/東京フィルメックス/福岡市総合図書館

TUFS Cinemaとは
東京外国語大学において大使館・映画配給会社などの関係機関の支援・協力により、世界の諸言語による映画・演劇および講演会等などを実施するプロジェクトです。

sogennokawa_H1_TN『草原の河』 
チベット。牧畜を営む家族。幼い娘は、母が新しい命を授かったと知り、母を取られてしまうと心を痛める。その父は、ある出来事をきっかけに自分の父親を今も許せないでいる。娘、その父、そして祖父。峻烈な映像で家族三代の想いを描くソンタルジャ監督の感動作。
配給:ムヴィオラ ©GARUDA FILM
4月29日(土・祝)より岩波ホールにてロードショー

◎上映作品紹介

4月15日(土)

ティメー・クンデンを探して

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@Pema Tseden

The Search|2008年|中国、フランス|チベット語|112分|劇映画|日本語・英語字幕付き
監督:ペマ・ツェテン 撮影:ソンタルジャ
出演:メンラキャプ、ツォンディ、ルモツォ
一台の車がチベット高原をひた走っていく。車に乗っているのは映画監督、カメラマン、ドライバー、そして皆から社長と呼ばれる男。一行は、チベット歌劇『ティメー・クンデン王子の物語』をモチーフにした次回作の役者探しの旅の途上にあった。社長の案内のもと、村々や寺を回る一行の目の前で、歌劇『ティメー・クンデン』の名場面の数々が、そしてそれに関わる人々のエピソードが披露されていく。監督は果たして自らが思い描く主役に巡り合うことができるのか? 2009年上海国際映画祭で審査員特別賞、同年ロカルノ国際映画祭公式招待。

オールド・ドッグ

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@Pema Tseden

Old Dog|2011年|中国|チベット語、漢語|88分|劇映画|日本語・英語・漢語字幕付き
監督:ペマ・ツェテン 撮影:ソンタルジャ
出演:ロチ、ドルマキャプ、タムディンツォ
1990年代末、チベット高原には中国人富裕層たちのあいだで富の象徴として高値で取引されるようになったマスチフ犬をもとめて、仲買人たちが出没するようになっていた。老マスチフ犬を大切にしてきた父親は、犬を高値で売り飛ばそうとする息子、なんとか犬を買い取ろうとしてしつこく付きまとう仲買人、さらには家のまわりをうろつく犬泥棒などの様々な周囲からのプレッシャーにさらされつづけ、心の休まる時がない。ついに彼はある苦渋の決断を下すことになる。その決断とは……。2011年東京フィルメックス国際映画祭最優秀作品賞。

4月22日(土)

チベット牧畜民の一日

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@”A Day in the Life of Tibetan Pastoralists” Production Team

A Day in the Life of Tibetan Pastoralists|2017年|日本|チベット語|95分|ドキュメンタリー|日本語字幕付き
撮影・編集:カシャムジャ
企画・制作:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所「チベット牧畜民の一日」制作チーム
出演:R家のみなさん、K家のみなさん
電気もガスも水道もない標高3,400mの高地。そこでは人間のもっているありとあらゆる能力を使わないと暮らしていけない。家畜の世話はもちろん、食料や燃料の調達、水汲み、洗濯、放牧、住まいに至るまで、自らの手と足を動かし、生きていくための環境を整える。そんな彼らの日々の暮らしを支えているのは、仏への祈り、山の神への祈りだ。乳しぼりや水汲み、放牧をしながらも祈りの言葉を唱え、生きとし生けるすべてのものの幸せを祈り続けている。そんなチベットの牧畜民の姿を収録した貴重な映像。

 

陽に灼けた道

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@Santhar Gyal

The Sun Beaten Path|2010年|中国|チベット語|89分|日本語字幕付き
監督:ソンタルジャ
出演:イシェ・ルンドゥプ、ルジェ、カルザン・リンチェン
ソンタルジャ監督デビュー作。母親の死に対して強い自責の念にとらわれ、心を閉ざしたニマは、深い苦しみを抱えてラサへの巡礼の旅に出る。しかしその巡礼行が彼の心を癒やすことはなかった。失意のままバスで故郷に戻るニマが道中で出会ったのが、家族の問題でやるせない思いを抱えたまま旅を続ける老人だった。老人はニマのことが気がかりでたまらず、バスを降りて共に旅を続ける。老人の温かい語りかけに、ニマは少しずつ心をひらいていく。そのうち老人自身が抱えている問題も明らかにされ、二人は交流するうちに希望の光を取り戻していく。2011年バンクーバー国際映画祭ドラゴン&タイガー賞。

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2017.3.8公開

OLYMPUS DIGITAL CAMERAチベット牧畜民のくらし

チベットでは古くから標高や土地の特徴にあわせて、農耕や牧畜業が営まれてきました。

農民と牧畜民では暮らしのよりどころとなる仕事が異なるだけではなく、習慣や考え方にも違いがみられます。宗教や歴史、政治経済などの他の要因も加わり、変化を繰り返しながら、多様な文化が形成されてきました。

この重層的なチベット文化の背景を理解するには、土地に根ざした普通の人々の生業を知るという視点が欠かせません。

 
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–企画展「チベット牧畜民の仕事展」

 

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東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)で、2017年3月11日(土)まで、「チベット牧畜民の仕事展」を実施しています。

標高3,500mほどの高地に暮らすチベットの牧畜民の暮らしを五感で感じていただく展示です。

 

 

現地で実際に使われているバター作りの道具や家畜を追うのに使う投石紐、民族衣装の裏地となる仔羊の毛皮、伝統的なテントを作るヤク毛の織物など、実際に触ったりにおいを嗅いだりしていただけます。人びとの暮らしや宗教的・文化的背景の分かる解説パネルや、現地の様子を再現したジオラマも好評です。そして牧畜民の夏の一日を撮影した映像作品『チベット牧畜民の一日』も会場でご覧いただけます。ことわざやなぞなぞ、そして漫画家の蔵西さんによる特別コーナーもあります。

tibet2017_06小さなお子さんにも人気の企画展です。お子さん連れでもどうぞ。

ご来場くださった方でご希望の方には『チベット文学と映画制作の現在 SERNYA (セルニャ)』をプレゼントしています。特に3、4巻は企画展とも関連の深い巻頭特集「牧畜民の暮らしと文化」を組んでいますのでこちらもあわせてお読みいただくと理解が深まります。

 
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–上映会『チベット牧畜民の一日』

 
OLYMPUS DIGITAL CAMERA最終日の3月11日(土)は、13:30から『チベット牧畜民の一日』の解説付き上映も行います。

日時:2017年3月11日(土)13:30-15:20(13:00開場)

場所:AA研大会議室(303)

使用言語:チベット語(日本語字幕つき)

参加費:無料、事前申し込み:不要

OLYMPUS DIGITAL CAMERA95分/2017年/ドキュメンタリー

撮影・編集・録音:カシャムジャ(Amilolo Film)

制作:「チベット牧畜民の一日」制作チーム

撮影場所:中国青海省黄南チベット族自治州ツェコ県

撮影:2015年8月

出演:R家のみなさん,K家のみなさん

協力:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、JSPS科研費

 
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lingdy_logoお問い合わせ

  • 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所LingDy3事務局
  • Tel&Fax:042-330-5543
  • E-mail:info-lingdy[at]aacore.net ([at]を@に置き換えてください)

▼主催

  • 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所多言語・多文化共生に向けた循環型の言語研究体制の構築(LingDy3)
  • 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同利用・共同研究課題「“人間―家畜―環境をめぐるミクロ連環系の科学”の構築 ~青海チベットにおける牧畜語彙収集からのアプローチ」
  • 科研費基盤研究(B)「チベット牧畜民の生活知の研究とそれに基づく牧畜マルチメディア辞典の編纂」