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2013年下半期、新規「国際学術交流協定」締結、11機関

2013.12.13 公開

本学は、2013年の上半期までに、47カ国1地域128機関3コンソーシアムと協定を結び、学生の交換留学、研究者の交流、共同研究やシンポジウムの共同開催などを行ってきました。そして、2013年下半期には、新たに次の11つの大学・研究機関と国際学術交流協定を締結しました。

  1. ラモン・リュイ院(スペイン)
  2. チュラーロンコーン大学(タイ)
  3. カザフ国立大学(カザフスタン)
  4. ザンビア大学(ザンビア)
  5. アザッド・ジャンムー・カシミール大学(パキスタン)
  6. カイデアザム大学(パキスタン)
  7. ゾンカ語発展委員会(ブータン)
  8. セルバンテス文化センター(スペイン)
  9. ジャドブプル大学(インド)
  10. ポルト大学(ポルトガル)
  11. 寧波大学(中国)

新たな協定締結校を、担当者からのメッセージとともにご紹介します。

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ラモン・リュイ院(スペイン)

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沿革:ラモン・リュイ院は、2002年、カタルーニャ語とカタルーニャ語圏文化の普及を目的に、カタルーニャ自治州政府とバレアレス諸島自治州政府によるコンソーシアムとして設立された。現在では、世界各地の140大学以上の大学へカタルーニャ語・文化の講師派遣し、そのカタルーニャ語とカタルーニャ語圏文化の教育に努めている。このほか、外国語としてのカタルーニャ語検定試験の実施、カタルーニャ語・文化研究の支援・推進、カタルーニャ語文学の翻訳出版推進を行い、それにより、カタルーニャ語圏文化の普及活動を行っている。

担当の川上茂信先生、談

カタルーニャ語とカタルーニャ文化の振興につとめるラモン・リュイ院との協定が結ばれ、来年度(2014年度)から、本学でもカタルーニャ語の授業が開設されることになりました。またカタルーニャ文化に関する講義(英語)も行われます。どうぞ、お楽しみに!

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チュラーロンコーン大学(タイ)

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沿革:チュラーロンコーン大学は、タイ王国最初の大学であり、創立は、ワチラーウット王(ラーマ6世)治世下の1917年にさかのぼる。大学名は、タイ王国の近代化を主導したチュラーロンコーン大王(ラーマ5世)に由来する。19学部・大学院研究および18の研究所等を擁する国立の総合大学として、タイでは最も著名な大学である。教員総数は約3,000名、学生総数は約39,000名。学術研究教育の質が高く、優秀な教員、学生が集まっていることでも知られている。

担当の、宮田敏之先生、談

チュラーロンコーン大学は、タイを代表する国立総合大学です。タイ国最高水準の研究と教育の質を有しています。タイの歴史、政治、経済、社会、文化、言語、文学を学ぼうとする本学の学生にとって、チュラーロンコーン大学との学術交流協定は、大変、有益なものになると思います。研究者の交流はもちろんのこと、学生の交流も今後ますます盛んになることでしょう。バンコクの中心に位置しながらも、緑豊かな、広々としたキャンパスが特徴です。

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カザフ国立大学(カザフスタン)

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沿革:カザフ国立大学は、現在カザフスタンで最大かつ最高度の教育・研究機能を有する国立大学である。創立はソ連時代の1934年であり、以来カザフスタンにおける高等教育と研究の中心拠点として整備が進められた。メイン・キャンパスは旧首都アルマトゥ市内にあり、70ヘクタールの広さを誇っている。設立当初は教育大学であり、これに人文学、外国語、文献学などの学部が増設され、現在は13の学部に102の学科をもち、2500名以上の教員と18,000名以上の学生を擁している。1991年のソ連解体後、10世紀のイスラーム哲学者アル・ファーラービーの名前を冠するとともに独立法人と認められ、グローバル・スタンダードの教育・研究拠点として躍進を続けている。国際交流も盛んで、現在400にのぼる大学や国際機関などと協定を結んでいる。

担当の小松久男先生、談

カザフ国立大学は、中央アジアで大きく発展しつつあるカザフスタンのもっとも由緒ある総合大学です。アジアの諸言語を学ぶ東洋学部や国際関係学部のように本学と共通する学部があり、カザフ語やロシア語をはじめとして多彩な科目を受講することができます。目の前には白雪をいただいた天山山脈が文字通りそびえ立っています。カザフ国立大学に留学したならば、この雄大な景観を仰ぎ見て、日々研鑽を積んでほしいと思います。

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ザンビア大学(ザンビア)

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ザンビアでは1950年代から高等教育機関の設置が検討され始めた。しかし1953年のローデシア・ニャサランド連邦の結成後の政治的変動で大学の設置は進展を見なかった。しかし1962年にザンビアが独立すると再び大学設置の気運が高まり、ついに1966年にザンビア大学が設立された。同大学には、文化人類学などの調査研究で世界的に有名なローズリビングストン研究所の後継研究所(1938年設置:アフリカ研究所を経て現在は経済社会研究所)が付置されている。

担当の島田周平先生、談

ザンビア大学は、独立(1962年)まもない1966年に設置された文字通りザンビアの最高学府です。農学、鉱山学、獣医学、医学、薬学、自然科学などの理系学部に加え法学、人文社会学、教育学も揃う総合大学です。なお、1938年に設置され、文化人類学者コールソン博士によるトンガ研究で世界的に有名なローズリビングストン研究所は、ザンビア大学設立されると、その附置研究所となり現在に至っています(アフリカ研究所を経て現在は経済社会研究所と称しています)。この研究所は、日本のアフリカ研究者が現地調査をするにあたって非常にお世話になった研究所としても有名です。

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アザッド・ジャンムー・カシミール大学(パキスタン)

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沿革:パキスタン北部アザッド・ジャンムー・カシミール州に1980年に設立された大学。ムザーファラバード、ラワラコット、コトリにそれぞれキャンパスを持つ。2005年の地震で大きな被害をうけたが、現在は復興が進んでいる。行政学部、農学部、文学部、科学部の4学部からなる。

担当の伊勢崎賢治先生、談

アザッド・ジャンムー・カシミール大学は、印パ分離独立以来、両国間の戦争の主戦場であり、軍事境界線によって民族分断されたパキスタン側カシミールに位置する国立大学です。その中には、今回本学PCSと提携を結ぶことになるカシミール問題研究所があり、カシミール問題という南アジアの安定だけでなく世界の核統制秩序に決定的な影響のある課題に、まさにその問題の当事者の観点から取り組んでいます。この連携がどう発展するか楽しみです。

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カイデアザム大学(パキスタン)

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沿革:1967年、パキスタン国民議会の決定により設立された大学。一時期はイスラマバード大学とも呼ばれ、当初は博士課程のみを設置、後に学士と修士にも門戸を開いた。大学名は建国の父・ムハンマド・アリー・ジンナーの通称に由来する。質の高い教育を国内すべての地域の学生に届け、地域間の調和を創り、知識に基づく経済政策を目指してパキスタンの躍進に貢献することをビジョンとする。国内高等教育政策や評価等を担うパキスタン高等教育委員会は、カイデアザム大学を国内トップの大学として位置づけているという。

担当の伊勢崎賢治先生、談

カイデアザム大学は、パキスタンの首都イスラマバードに位置し、外交官を多数輩出する、国際関係論、国際政治ではパキスタンのリーダー的な存在です。上記、アザッド・ジャンムー・カシミール大学に加え、カシミール問題と印パ関係をより国家的な観点から俯瞰できる立場にあります。既に本学PCSと連携関係にあるインド側の2校、ムンバイ大学とインド側カシミールのイスラム工科大学との学術的交流も目指しており、日本の本学を蝶番として、どうこの関係が発展するのか、ワクワクしております。

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ゾンカ語発展委員会(ブータン)

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沿革:ゾンカ語は、ブータンの国語。1986年に、第四代ブータン国王によって独立した政府機関として設立されたゾンカ語発展委員会は、1971年以来ブータンの国語として認定されているゾンカ語の発展のために、辞書・文法書の編纂と刊行、ゾンカ語フォントや入力システムの開発などを推進している。

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セルバンテス文化センター(スペイン)

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沿革:セルバンテス文化センターは、1991年にスペイン政府により設立されたスペイン語の振興と教育、そしてスペイン語圏文化の普及のための組織である。本部はマドリードおよび作家ミゲル・デ・セルバンテスの生誕地アルカラ・デ・エナーレス(マドリード自治州)に置かれている。現在、世界各地に70以上の支部を有している。スペイン語検定(DELE)の運営、スペイン語コースの運営 、スペイン語教員育成コースの運営のほか、スペイン語圏にかかわる研究者への援助活動や スペイン語圏にかかわる文化活動を推進している。

担当の川上茂信先生、談

 1613年の慶長遣欧使節団派遣にはじまり、「日西交流400周年」を記念する節目の年にセルバンテス文化センターと交流協定が結ばれたのは、たいへんうれしいことです。両機関は、日本とスペインの架け橋として、共同の学術プログラムや出版刊行物の情報交換などを通して交流を更に促進していく予定です。

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ジャドブプル大学

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沿革:ジャドブプル大学の正式創立はインド独立後の1955年だが、その前身となる教育機関の設立は1910年まで遡る。今日ではインドの西ベンガル州を代表する大学であり、西ベンガル州の州都であるコルカタに位置している。文学部、工学部、理学部の三学部を擁し、いずれも西ベンガル州だけでなく、インド全土における高水準の研究教育機関として知られている。三学部以外にも語学学校を擁するほか、多くのユニークな研究センターを持ち、最先端の研究を行っている。

担当の丹羽京子先生、談

昨年のダッカ大学に続き、今年度はインド、西ベンガル州の州都コルカタにあるジャドブプル大学と交流協定が締結されました。ベンガル語はバングラデシュとインドの二国にまたがって使用されていますが、これで両者への留学の道が開けたことになります。ジャドブプル大学は比較的小規模な大学ですが、比較文学や映画学などほかにはあまりない学科を持ち、先進的な研究を行っていますので、研究上の交流も期待されるところです。

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ポルト大学(ポルトガル)

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沿革:ポルト大学の設立は、ポルトガル共和国の成立と軌を一にする。1911年の共和制の成立時に,18世紀以来存在した各種の学校、すなわち航海学校(1762),美術学校(1779),海軍商業アカデミー(1803),理工科学校(1837),医学校(1825)が統合され、次第にポルト大学が統合された。当初は理学部と医学部の二学部制であったが,その後、工学部(1915),文学部(1919),薬学部(1925)などが創設された。1974年以降の民主化以後、特に拡大し現在に至っている.なお、ポルトガルではリスボン大学,コインブラ大学,ポルト大学の3校が国立のエリート大学とされているが、全世界的な大学ランキングでは近年はポルト大学が他の2大学の上位に位置づけられている。

担当の黒澤直俊先生、談

大学があるポルト市は北の産業都市で、のんびりした地中海的な首都のリスボンとは対照的です。ふたつの都市はなにかにつけ比べられますが、ポルトガルを構成する地域性の対極と言って過言ではないでしょう。ポルト市は、そのさかんな産業を背景に、街は活気に満ちています。かつてのコロニアリズムを彷彿とさせるような「マジェスティック」のようなカフェがあるのも、この町の魅力です。 ポルトガルのポルトガル語は、北部諸方言と中南部諸方言に大きく分けられますが、母音の発音がしっかりした北よりの言葉が学習者にはとっつきやすいでしょう。 本学は、ポルト大学と今後もさまざまな形で交流を拡大させて行く予定です。

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寧波大学(中国)

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沿革:寧波大学は1986年に創設された比較的新しい大学ながら、国立重点総合大学として大きく発展している。その後、1996年にその寧波大学を本体として、寧波師範大学、浙江水産大学を統合し、新しい寧波大学を発足させて現在にいたる。世界30数カ国と学生交流があり、在学留学生数は1000人に及んでいる。経済学、法学、教育、文学、史学、理学、工学、農学、医学、経営学、美学など11の専門分野が充実し、組織体制としては、20の学院、75の学科を擁している。そのうち、国家によって指定される重点学科が57学科も含まれている。さらにそれぞれの学院に、一定数の研究所が設置されている。重点実験室(国家レベルを含めて)としても16室を擁している。

担当の岩崎稔先生、談

寧波大学は中国の南の方、杭州や上海に近い浙江省の街、寧波にあります。寧波は遣唐使の時代から日本と大陸との交流の要になる港であり、勘合貿易の時期にはそこで日本の大名同士が戦争をする(寧波の乱)など、日本の歴史とは実に深くかかわりのある土地です。寧波大学は19の学部を持ち、非常にダイナミックに発展しつつある豊かな大学で、留学生のための学生寮など、学びやすい環境がしっかり整っています。治安もよく、北京などと比べて空気もきれいで、気候は温暖です。寧波大学と本学とは、今年協定を結ぶことになったばかりですから、2014年度に派遣されるみなさんは、外大からの最初の派遣留学生になりますね。だからこそあちらでは、どんな学生が来るのかと、大きな期待が集まっています。くわえて、外国語学院(外国語学部)日語系の学科主任である郭勇先生は、東京外大大学院の出身ですから、外大から留学してくるみなさんに、とくに親切に配慮してくれるはずです。2014年度派遣の募集に。ぜひ、応募してください。