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2013年上半期、新たに8大学・機関と「国際学術交流協定」を締結しました

2013.6.13 掲載

本学は、2013年4月1日までに、47カ国1地域120機関3コンソーシアムと協定を結び、学生の交換留学、研究者の交流、共同研究やシンポジウムの共同開催などを行ってきました。そして、2013年上半期(1月~6月)には、新たに次の8つの大学・研究機関と国際学術交流協定を締結しました。

  1. ダッカ大学(バングラデシュ)
  2. ソフィア大学(ブルガリア)
  3. ヴィクトリア大学ウェリントン(ニュージーランド)
  4. ボローニャ大学(イタリア)
  5. ハンブルク大学アジア・アフリカ研究所(ドイツ)
  6. カモンエス院(ボルトガル)
  7. 国際文化研究所(ポーランド)
  8. 国連平和大学

各大学・教育機関を、その沿革と担当教員のコメントともにご紹介します。

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ダッカ大学(バングラデシュ)

ダッカ大学  DU1

沿革:バングラデシュ国内最大、かつ最高峰に位置する国立大学。創立は英領時代の1921年に遡る。東パキスタン時代を経て、71年のバングラデシュ独立とともに国の中心的な教育研究機関として、大幅な充実が図られる。創立時は3学部、12学科を数えるにすぎなかったが、現在では12の学部に71学科、10の研究所と38の研究院を擁し、研究におけるあらゆる分野をカバーしている。ダッカ市の中心部に位置し、図書館は62万冊以上の書籍を有し、貴重な資料も所有している。

担当の丹羽京子特任講師、談

ベンガル語専攻の開設に伴い新しく協定を結んだダッカ大学は、バングラデシュ最高峰と言われる伝統ある総合大学です。すでに今年度より、学部第2年次第2学期以降の学生を対象とした学生交流を予定していますが、将来的にはベンガル語テキストの共同開発や、その他の分野での共同研究も視野にいれています。

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ソフィア・聖クリメント・オフリドスキ大学 (ブルガリア)

ソフィア・聖クリメント・オフリドスキ大学   043

沿革:ブルガリアで最初の高等教育機関。1888年、ソフィア男子古典学校の教育学コースが設立されたことに端を発する。同コースは数カ月後には高等教育学校に改組され、その後1904年に総合大学へと改組される。「聖クリメント・オフリドスキ」の名を冠するのは1905年から。設立から総合大学へと改組されるまでは、歴史・文献学部、数学・物理学部、法学部の3学部のみだったが総合大学への改組後、新学部が設立され、現在では16学部からなっている。

担当の匹田剛准教授、談

ソフィア大学は、ブルガリア共和国で最も古い伝統を持った高等教育機関であり、同国の最高学府です。ブルガリア共和国は、古代から多民族が混在する南東ヨーロッパのバルカン半島に位置していて、この大学とのさまざまな分野での交流を通して、現代世界において重要な意味をもつ同地域にたいする関心と理解の発展が期待されます。

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ヴィクトリア大学ウェリントン(ニュージーランド)

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沿革:1897 年、ニュージーランド大学ヴィクトリア・カレッジとして創立。名称は、イギリス女王ヴィクトリアの名前に由来。ニュージーランドの北島、ウェリントン市に位置する大学で、伝統的に法律学、行政学、芸術学、音楽学の領域から多くの人材を輩出している名門国立大学。2005年1月1日より、ウェリントン教育大学を統合し、ヴィクトリア大学ウェリントン教育学部として新たに発足。現在はウェリントン市内に4つの校舎をもつ。

担当の宮城徹准教授、談

昨年のオークランド大学に続き、首都ウェリントンにあるヴィクトリア大学ウェリントンとの国際学術交流協定が締結されました。同大学はニュージーランドを代表する大学のひとつであり、教育・研究両面において、世界ランキングに入る総合大学です。一般的な科目に加え、マオリ研究や太平洋地域研究も盛んに行われていますので、本学のオセアニア地域研究などとのさまざまな交流を期待しています。

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ボローニャ大学(イタリア)

ボローニャ大学   Piazza Maggiore

沿革:ノーベル文学賞詩人ジョズエ・カルドゥッチらにより構成された沿革委員会の調査により、創設は1088年と定められた。ヨーロッパ最古の大学として知られ、13世紀にはローマ教皇庁から大学(中世大学)の認定を受けた。現在はボローニャ以外に、イタリア国内に4カ所、海外ではブエノスアイレスにキャンパスがある。33学科、28の学部間研究センター、および高等人文学研究所、先端研究所をふくむ7つの高等研究所を有す。学生数は大学院生・学部生合わせ約10万人。

担当の和田忠彦教授、談

ボローニャ大学は1088年創設のヨーロッパ最古の大学です。かねてより、本学とは大学院 GP、ITP-EUROPA、頭脳循環プログラムなどの日本学術振興会事業を基盤として交流を重ねてきました。特に博士論文共同指導共同学位制度に基づく学位取得者は既に2名を数え、今月(6月)27日には3人目の公開最終審査が同大学で行われます。1977年の留学時以来個人的にはつづけてきた交流を、公的な協定に結びつけ、本学に還元することができました。これで私が退職後したあとも、優秀な大学院生たちが同大学で共同学位を取得する道をつけることができたと喜んでいます。

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ハンブルク大学アジア・アフリカ研究所(ドイツ)

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沿革:大学の前身となる教育施設は1529年創設。その後、商業都市としての必要性からも18世紀後半に商業アカデミーも作られた。正式な大学としては、第一次世界大戦後の1919年に発足。現在、法学部、 経済・社会学部、医学部、教育科学・心理学・スポーツ科学部、人文学部、数学・情報科学・自然科学部の6学部を擁する総合大学となっている。「アジア・アフリカ研究所」は、これらの学部のうち「人文学部」の「アジア・アフリカ学」学科の母体組織である。同研究所は、日本学、中国学、イスラム学、アフリカ学など全部で14のセクションから成り立っている。

担当の山口裕之教授、談

ハンブルク大学(ドイツ連邦共和国)の「アジア・アフリカ研究所」と新たに交流協定を結ぶことになりました。この研究所にはドイツでも有数の規模を誇る「日本学」研究室があります。北ドイツの大都市ハンブルクの伝統ある総合大学との提携関係は、本学にとって、留学を志す学生にとって、非常に有益なものとなるでしょう。

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カモンエス院(ポルトガル)

ポルトガル・カモンセス院

沿革:1980年代以降ポルトガル政府は文部省の付属機関であったポルトガル文化言語院を通じて、世界各地の教育機関にたいしポルトガル語講師の派遣やポルトガルへの留学生への給費事業などを中心に教育文化助成事業を行ってきた。ポルトガル文化言語院は1992年に廃止され、カモンエス院として改組され、その後1994年に文部省からポルトガル政府外務省の所属機関となった。従来の事業のすべてはそのまま受け継がれている。2012年に、外務省所属の開発支援ポルトガル院と統合され現在に至っている。

担当の黒澤直俊教授、談

本 学では、今年度後半、あるいは来年4月より、カモンエス院の派遣する講師が、国際社会学部でポルトガル関係の授業やゼミを担当することになっています。カ モンエス院はポルトガル語圏に関する研究や教育を世界的に支援している機関ですから、この協定の意味はとても大きいと思います。日本でのポルトガル文化やポルトガル語の普及に関し、本学の重要性が評価されたものです。この期待に応えていくことの意味をひしひしと感じます。

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国際文化研究所(ポーランド)

ポーランド文化省国際文化研究所

沿革:ポーランド文化省に所属する独立研究所。1991年に設立。その活動の重点は文化遺産についての多元的な研究と教育。研究所は、さまざまなテーマの国際会議を定期的に開催し、研究活動を組織している。また、若手研究者、文化遺産保全の専門家を養成するために、「ヘリテージ・アカデミー」を毎年組織している。研究所内には、図書館のほか、特別展覧会を開催するための空間が備えられ、中央ヨーロッパの文化史、現代美術など、多面にわたる展覧会が開催されている。紀要をはじめ、研究成果や啓蒙書の刊行など、活発な出版活動も行っている。研究所の活動は、専任研究員による研究よりも、研究組織のハブ機能に重点がある。

担当の篠原琢教授、談

本学はこのたび、クラクフ(ポーランド)にある国際文化研究所(Międzynarodowe centrum kultury)と国際学術交流協定を締結しました。国際文化研究所は1991年に設立された国立の研究機関で、文化遺産、中央ヨーロッパ文化について多面的な研究・教育活動を行っています。すでに本学とは、EUインスティテュート・イン・ジャパン(EUIJ)を通じて、ポーランド、ウクライナ、リトアニア、ベラルーシで三回にわたる「国際移動セミナー」を実施しています。

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国連平和大学(本部コスタリカ)

国連平和大学

沿革:国連の総会決議により承認を受け、1980年に設立。全ての人々の和解と平和的共存を促進し、平和に対する障壁や脅威を取り除くことをミッションとする高等教育機関として位置づけられている。本部はコスタリカに位置するが、フィリピン分校や世界各地にキャンパスを設け、70校を超える大学やNGO、研究機関とのネットワークを持つ。また学生は様々な国籍・出自背景をもち、卒業後の進路はNGOや国連機関、研究機関、政府、メディアなどを中心に多岐に亘る。

担当の伊勢﨑賢治教授、談

国連平和大学は、国連総会の正式承認によってコスタリカに建設され、平和学、平和構築学の、学術的というより、実務家の養成の国際的な拠点になっています。その点、本学のPCS(Peace & Conflict Studies:平和構築・紛争予防)講座と親和性が高く、平和が希求される紛争当事者国においてPCS講座を開設するなど、実務的なコラボレーションが、このMOU締結によって実現するものと期待しています。